センター紹介ABOUT US

センター長挨拶

センター長 笠原 正登 教授 奈良県立医科大学附属病院臨床研究センターは2015年10月1日にそれまでの治験センターと統合し、新しく臨床研究センターとして新たに活動を開始しました。当センターでは企業主導治験の受託のみならず、医師主導治験や幅広い臨床研究の運営・実施にいたるすべてにおいて質の高い臨床研究が行えるよう目指しています。

われわれの活動の目的は、革新的な治療法や治療薬、機器開発の支援にあります。産学連携事業の創出もセンターの重要なミッションです。変化の激しい臨床研究開発領域において研究者を積極的に支援するだけでなく、各企業との連携を重視し橋渡し役として研究者や企業のポテンシャルを引き出します。臨床研究開発において重要なことは、シーズ探索から臨床応用まで到達する事です。我々のこれまでの幅広い経験と実績で、研究者に立ちはだかる困難を解決し、研究相談からライセンスアウトまでシームレスなサポート体制の構築を目指しています。

市販後臨床試験は大規模なものになることが多く、多施設共同試験が中心となります。当センターでは、奈良県立医科大学の独特のシステムにより、他大学(ARO)や他企業(CRO)に比較しても極めてフレキシブルで競争力の高い支援センターとなっております。

すべてのAROは創出するエビデンスのレベルの高さが問われます。より高い目標に向かって臨床試験を実施していくにあたり、当センターでは以下のことを目指します。

①重要なクリニカルクエスチョンを基本とする
②倫理的・医学的に正しい考え方を用いる
③試験を最後まで到達させる
④正確な方法でデータ処理を行う
⑤試験結果を正しく判断する
⑥得られた成果を正しく発表する

これらの目標は一見簡単なことに思われがちではありますが、研究を正しく行うために我々が最も重要視する部分であり、これに賛同して頂ける研究者に当センターを利用して頂けることが、当センターの誇りです。

奈良県立医科大学附属病院臨床研究センター
センター長 笠原 正登 教授